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タナカ マコト

国立音楽大学卒業。同大学院オペラ科修了。

1980年にオトマール・スウィトナー指揮のヘンデル「アチスとガラテア」でオペラデビュー。以来「ヴォツェック」、「魔弾の射手」、「カルメン」、「椿姫」、「蝶々夫人」、「秘密の結婚」等、多数のオペラに出演。1995年「さまよえるオランダ人」でワーグナー作品に初登場以後、「ワルキューレ」や「ニュルンベルクのマイスタージンガー」に出演し、ヘルデンテノールとしても高い好評を得た。

邦人作曲家のオペラ作品でも、1993年に日生劇場における松村禎三のオペラ「沈黙」初演で主役ロドリゴを演じ絶賛を博し、2001年の新国立劇場に於ける二期会共演公演でも同役を演じ、さらに深みのある演奏で高い評価を得た。「忠臣蔵」、「羅生門」、「愛怨」等にも出演し、存在感のある重厚な役作りには定評がある。

コンサートのソリストとしてはヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「レクイエム」、ドヴォルザーク「スターバト･マーテル」、マーラー「千人の交響曲」等に出演の他、日本歌曲の演奏にも意欲的に取組み、清水脩「智惠子抄」によるリサイタルを日本各地で開催する等、さらに表現の幅を広げている。2016年秋にCD「香のささやき －日本名歌選集－」をリリース。

二期会会員、国立音楽大学講師。

オモダカ マサコ

国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。在学中より、ソリストとして、及び声楽、合唱、室内楽の共演者として、国内外各地に於いて様々な演奏会に出演すると同時に、レコーディングに参加。また、ソロリサイタルやジョイントコンサート、「こどもたちとつくるpetit concertシリーズ」他、自らの企画による演奏活動を行っている。コンテンポラリー作品にも積極的に取り組み、数多くの初演にも携わっている。 ピアノを、田中瑤子、山本万里子の各氏に師事。イタリア・カリアリ音楽院マスターコース等にてB.カニーノ氏の指導を受ける。三善晃プロデュース公演『第６回響き合うピアノ』デュオ部門合格。