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米国空軍太平洋音楽隊は米空軍が正規に編成をした１０隊ある音楽隊のうちの１隊として国境を越えた国際交流を任務とし、インド・太平洋地域全域、世界３６カ国を活動範囲としています。隊員はフルタイムの現役音楽家でオーディションを受け入隊しています。

空軍音楽隊としては唯一２箇所に配置されており、音楽隊長兼指揮者“ジェイソン・プロッシュ中佐”以下、東京都の米空軍横田基地にある米国空軍太平洋音楽隊には２４名の隊員が所属、そしてハワイのホノルルにあるパールハーバー・ヒッカム統合基地には分遣隊として米国空軍太平洋音楽隊ーハワイを置き、１５名の隊員が所属しています。

南西航空音楽隊は１９８５年に新編され、南西航空方面隊司令官の直轄部隊として航空自衛隊那覇基地を拠点に、沖縄本島をはじめ鹿児島県奄美大島から日本最西端の与那国島まで約1,000kmにわたって点在する南西諸島の離島各地へ、航空自衛隊ならではの機動力を活かして展開しています。任務として、各基地や部隊等における儀式や行事、隊員の士気振作演奏、国家的行事や各自治体等の要請に基づく各種行事への参加及び各地での演奏会を通じ、航空自衛隊の広報活動を行っています。このほか、米軍との交流など、音楽を通じて国際親善にも貢献しています。

現在、陸海空自衛隊音楽隊の中で唯一「ビッグバンド」編成をとり、ジャズやポップスを中心とした豊富なレパートリーとプログラム構成の演奏により各地で好評をいただくなど、地域の皆様に親しまれる音楽隊として活動を続けています。